「これで末期がんが治った」
「免疫力アップで再発防止」
「副作用なしのがん治療」
ネットには、こういう情報があふれています。**補完代替医療(CAM)**との上手な付き合い方を考えましょう。
CAMの種類
主なCAM
- サプリメント・健康食品(高濃度ビタミンC、酵素など)
- 鍼灸・マッサージ
- 漢方薬
- ヨガ・瞑想
- アロマセラピー
- 民間療法・特殊な食事法
- 高額な「がん治療」プログラム
すべてが等しく怪しいわけではなく、エビデンスがあるものと、ないものが混在しています。
エビデンスがあるもの
比較的エビデンスがあるCAM
- 鍼灸(特定の痛みや吐き気軽減)
- ヨガ・マインドフルネス(メンタル改善)
- 漢方薬(一部の副作用対策)
- 運動療法(多くのエビデンス)
これらは標準治療と併用してOK。
注意したいもの
標準治療と相互作用
サプリや健康食品でも、抗がん剤・ホルモン療法と相互作用を起こすことがあります。
特に注意したい相互作用
- セントジョーンズワート:タモキシフェンの効果を下げる
- 高濃度ビタミンC:一部の抗がん剤と相互作用
- グレープフルーツ:CYPで代謝される薬と
- 大豆イソフラボン:ホルモン陽性で議論あり
- アガリクスなどキノコ系:肝障害の報告
CAMを始めるときは、必ず主治医に申告してください。
「免疫力アップ」の罠
「免疫力を上げてがんと戦う」という宣伝はとても多いです。
でも、免疫の仕組みは複雑で、「単純に上げる」というシンプルなものではありません。むしろ過剰な免疫刺激は、自己免疫疾患のリスクを上げることも。