「夜、眠れない」
「考えるとぐるぐるして、涙が止まらない」
「何もする気がしない」
がんと診断されたあと、こうしたメンタルの不調が出るのは、本当に普通のことです。あなただけではありません。
がん患者の3〜4人に1人が経験する
研究では、がんと診断されたあと、3〜4人に1人が、不安障害や抑うつ症状を経験することが分かっています。
「もうダメだ」と思うほどの落ち込みは、決して個人の弱さではなく、病気と同じくらい「自然な反応」です。
メンタル不調のサイン
気をつけたい症状
- 2週間以上、気分が落ち込んでいる
- 楽しかったことが楽しくない
- 食欲がない、または食べすぎる
- 眠れない、または眠りすぎ
- 何をする気力もない
- 自分を責めることが多い
- 死にたい、消えたいと思う
- 集中力が落ちている
これらが2週間以上続くなら、専門家の助けを借りるサイン。
「相談する」のハードルを下げる
がんの精神的なサポートには、いくつかの場所があります。
相談できるところ
- がん相談支援センター(病院内の窓口、無料)
- 精神腫瘍科(がん専門の精神科)
- かかりつけの精神科・心療内科
- 心理カウンセラー
- 患者会・ピアサポート
- 緩和ケアチーム
「精神科」というと敷居が高く感じるかもしれませんが、いまは多くのがん拠点病院に「精神腫瘍科」または「心のケア外来」があります。
自分でできるセルフケア
「ポジティブでいなきゃ」を手放す
「がんに勝つ気持ちが大事」「ポジティブな患者は治りやすい」
こんな話を聞いて、無理にポジティブを演じている方は多いです。
でも、つらいときはつらいと感じていいんです。
無理にポジティブを演じることは、むしろメンタルを消耗させます。泣きたいときは泣く、休みたいときは休む。これが結果的に長続きします。
「強くあらねば」を自分に課しすぎないで。
弱音を吐けることも、ちゃんとしたケアの一部だよ。