ホルモン陽性HER2陰性の高リスク術後治療。
選択肢として**TS-1(エスワン)とベージニオ(アベマシクリブ)**があります。どちらを選ぶか。
それぞれの特徴
TS-1(エスワン)
TS-1の特徴
- 経口抗がん剤
- 2週内服→1週休薬のサイクル
- 1年間継続
- 副作用:消化器症状・色素沈着・流涙
- 比較的安価
ベージニオ(アベマシクリブ)
ベージニオの特徴
- CDK4/6阻害薬(分子標的薬)
- 1日2回、毎日内服
- 2年間継続
- 副作用:下痢・好中球減少・肝機能異常
- 高額
効果の比較
直接比較した試験はまだ多くありませんが、
- TS-1:POTENT試験で再発抑制を確認
- ベージニオ:monarchE試験で再発抑制を確認
それぞれエビデンスがあります。
どう選ぶか
判断の軸
- リスクの大きさ:超高リスクならベージニオが優先されることも
- 副作用許容度:下痢が苦手 → TS-1、消化器症状が苦手 → ベージニオ
- 期間:1年なら短いTS-1、しっかり2年やりたいならベージニオ
- 費用:TS-1の方が安い(ただし高額療養費でベージニオも軽減)
- 体力・年齢
主治医との相談がポイント
両方やる選択は?
通常はどちらか一方を選びます。順番にやる選択肢もありますが、エビデンスは限定的。