ホルモン陽性乳がんは、女性ホルモン(エストロゲン)を「食べる口」をもつ乳がんのこと。日本人の乳がんでもっとも多く、全体の約70%を占めます。
特徴
ホルモン陽性乳がんのポイント
- ER または PgR が陽性
- 比較的ゆっくり増える(特にLuminal A型)
- 治療の柱はホルモン療法(5〜10年)
- 再発リスクは低めだが、長期間(10年以上)続くことがある
- 骨転移しやすい傾向
ホルモン療法でホルモンを断つ
治療の中心は、栄養源である女性ホルモンを断つこと。
- 閉経前:タモキシフェン、必要に応じてLH-RHアゴニスト
- 閉経後:アロマターゼ阻害薬(レトロゾール・アナストロゾール・エキセメスタン)
抗がん剤を加えるかどうかは、Ki-67・OncotypeDX・リンパ節転移などで判断します。
内部分類:Luminal AとB
Ki-67の値で2つに分かれます。
LuminalタイプのABC
- Luminal A:Ki-67低(〜14%)、ゆっくり、抗がん剤の必要性低
- Luminal B:Ki-67高(20%以上)、やや速い、抗がん剤を検討
- Luminal HER2:HER2も陽性、抗HER2療法も追加