ERとPgR

病理結果でよく見る「ER 90%、PgR 60%」のような数字。この2つは、女性ホルモンを「食べる口」がどれくらいあるかを表しています。

ER(エストロゲン受容体)

がん細胞の表面(厳密には核内)にある、エストロゲンを受け取るタンパク質。

  • 陽性:1%以上の細胞でERが発現
  • 陰性:ER発現が1%未満
  • 高発現:50%以上、90%超など

ER陽性の乳がんは、エストロゲンを栄養に育つので、エストロゲンを断つ治療(ホルモン療法)がよく効きます。

PgR(プロゲステロン受容体)

ERが活性化されると作られるタンパク質。「ERがちゃんと働いている証拠」のような意味があります。

  • 陽性:ERが機能している証拠 → ホルモン療法がより効きやすい
  • 陰性(ERは陽性):やや治療抵抗性のことがある

ER/PgRが多いほど、ホルモン療法が効きやすい

一般的な傾向

    • ER陽性度が高いほど、ホルモン療法の効果が大きい
    • PgR陽性は治療反応性の指標
    • ER 90%以上+PgR陽性:典型的なLuminal A候補
    • ER陽性+PgR陰性:やや治療抵抗性、Luminal B候補

まとめ