手術入院のスケジュール(例)

「乳がんの手術って、何日くらい入院するの?」
「入院中の細かいスケジュールが知りたい」

治療方針がある程度決まって、精神的にも落ち着いてきたころには、こうした現実的な心配ごとが浮かんでくる方もいるのではないでしょうか。

入院期間や、入院中に行われるリハビリなどは施設によって違いますが、今回は一般的なスケジュールを紹介していきます。

入院期間の目安

術式別の入院日数

    • 部分切除:4〜7日
    • 全摘:7〜10日
    • 同時再建:7〜14日

近年は短くなる傾向で、部分切除なら2泊3日の施設もあります。

入院当日(手術前日)

  • 病室の説明
  • 採血・検査
  • 麻酔科医の診察
  • 手術の最終説明と同意書(すでに入院前の外来ですませている場合も)
  • 夕食まで通常どおり、その後は絶飲食(または手術の数時間前まで飲水のみOK)
  • センチネルリンパ節を見つけるための注射(痛い)※
  • 手術の傷のマーキング(マジックで皮膚に描く)※

※施設によっては、手術当日に注射をしたり、麻酔がかかってからマーキングをすることもあります。

手術当日

手術日のスケジュール

    • 朝:絶飲食、点滴開始
    • 入室:手術室へ
    • 手術時間:30分〜4時間(術式による)
    • 麻酔から覚める → 病室へ(このタイミングで、ご家族に手術の結果説明。出血量や時間など。病理の結果は2〜4週後)
    • 数時間安静 → その日のうちに少しずつ動ける(施設・術式による)

術後1日目

  • 朝食から食事再開(手術当日の夕食から再開したり、軽食が出る場合も)
  • ベッドサイドで動く練習
  • 看護師の見守りのもとで、歩行チャレンジ
  • 水がむせずに飲めれば、点滴は終了になることが多い(施設によっては抗菌薬を継続)

術後2〜7日目

  • 毎日、創部のチェック(テープ越しに確認することが多い)
  • ドレーン(傷から液を出す管)の評価 → 赤すぎないか、量が急に増えていないか
  • ドレーン抜去(排液が1日50mlを下回ったら抜くことが多い)→ 複数本ある場合は1本ずつ。再建では1日20mlが基準のことも
  • 主治医からの説明(施設によっては、退院後の初回外来での説明も)
  • リハビリの指導

退院前日〜当日

  • 創部管理の指導(テープの貼り方など)
  • 退院後の生活指導(とくにドレーンを抜かずに持ち帰る場合)
  • 次回の外来予約日が伝えられる
  • 服薬指導(痛み止めなど)
  • 退院

入院に持っていくもの・おすすめグッズ

※病院のアメニティをチェックして、足りないものを持参しましょう。

入院グッズ

    • 前開きのパジャマ・部屋着(術後、腕が上がらないとき用)
    • 下着(ノンワイヤ・前開き)・タオル(シャワー用)
    • シャンプー・リンス・ボディソープ(かさばらない試供品もおすすめ)
    • 洗濯物入れ・ジェルボールやスティック洗剤(多くの施設はコインランドリーか持ち帰り)
    • ドライヤー(アメニティになかったり、こだわりがあれば)
    • 洗面用具・歯ブラシ・スキンケア・使い捨てペーパータオル(あると便利)
    • スリッパ・脱ぎ履きしやすい靴
    • 携帯・充電器・延長コード(あると便利)
    • イヤホン(ワイヤレスがおすすめ)・スマホスタンド(ベッド柵につけられると便利)
    • 暇つぶし(本・タブレット)
    • 飲み物・お菓子・ふりかけなどごはんのお供に(必ず看護師さんの許可を得てから)
    • 保温できるマグカップ(あると便利)
    • お薬手帳
    • 印鑑・健康保険証
    • クリアファイル(書類がたくさんあります)

同時再建する場合の追加

まとめ

※この記事は一般的な医学情報です。実際の治療方針は、病状、検査結果、体調、価値観によって異なります。必ず主治医と相談してください。

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