乳がんの手術後、肩の動きが固くなることがあります。
リハビリで早めに動かしていくと、後遺症の予防になります。
リハビリの目的
リハビリで目指すこと
- 肩関節の可動域を取り戻す
- 腕の筋力低下を防ぐ
- リンパの流れを良くする(リンパ浮腫予防)
- 創部の癒着を最小限に
- 日常生活への早期復帰
開始のタイミング
通常、退院前から少しずつ始めます。
- 術後1〜2日目:手首・指の運動
- 術後3〜5日目:肩を少しずつ動かす(深呼吸、肩回しなど)
- 術後1〜2週間:本格的に可動域訓練
- 1ヶ月後:日常生活ほぼ元通り
基本のリハビリ体操(例)
① 手の上下運動(術直後から)
仰向けで、手首をパタパタ動かす。指を握ったり開いたり。
② 肩回し(術後3日目〜)
肩をゆっくり前後に回す。痛みのない範囲で。
③ 壁伝い(術後1週間〜)
壁に手をつけて、指で少しずつ上に這わせていく。
④ 腕回り体操(術後2週間〜)
腕を肩より上にゆっくり上げて、頭の後ろまで届くか確認。
⑤ 大きな円を描く(術後3週間〜)
腕で大きな円を描くように、ゆっくり回す。
病院でのリハビリも活用
理学療法士・作業療法士がいる病院では、専門的なリハビリを受けられます。
- 入院中の体操指導
- 退院後の外来リハビリ
- 個別の評価と対策
痛みがあるときは無理しない
「リハビリが大事」と聞いて、痛みを我慢して頑張る方がいますが、これは逆効果。
- 痛みは「これ以上動かさない」のサイン
- 痛みのない範囲で少しずつ
- 毎日少しずつ続けるのがコツ