爪のトラブルと対策

抗がん剤治療中に、爪が変色したり、剥がれやすくなったりすることがあります。

特にタキサン系抗がん剤(ドセタキセル・パクリタキセル)で起こりやすい副作用です。

起こりやすい症状

爪のトラブル

    • 黒い縞や変色
    • 表面のでこぼこ・うねり
    • 縦割れ・横割れ
    • 爪が浮く(爪甲剥離)
    • 爪周囲炎(赤く腫れる)
    • まれに爪が剥がれ落ちる

予防のコツ

日常生活のケア

    • 爪は短めに切る
    • マニキュアは保護目的なら可(ただし剥がすときは注意)
    • 水仕事はゴム手袋
    • 強く擦らない
    • 保湿クリームを爪と周囲にも
    • 衝撃を避ける(重い物を爪で支えない)

凍結手袋・ソックス

投与中に手足を冷却すると、爪のトラブルが軽減すると報告されています。

  • 専用の冷却手袋・ソックスを使う
  • 投与中30分〜1時間冷やす
  • 完全に防げるわけではない
  • 自費が多い(高額)

トラブルが出たら

対処法

    • 軽度の変色:気にせず保湿を続ける
    • 浮き・剥離:絆創膏で保護、感染予防
    • 周囲炎:抗菌薬入り軟膏、必要なら内服
    • 強い痛み:投与の調整を相談

治療後は元に戻る?

  • 治療終了後3〜6ヶ月:新しい爪が生えてくる
  • 完全に元に戻るのは1年程度
  • 質感が変わることもある(くせ毛と同じ)

まとめ